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  講武会館日本拳法レポート
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平成17年2月12日号 Vol.1

講武会館はわが国の古流柔術を源流とする総合格闘技、日本拳法を伝承・普及する団体です。柔術は、戦国時代は甲冑組討として鍛錬されましたが、その後、柔術として主に、武士階級に伝承されています。講武会館の日本拳法は柔術をさらに研究して、その実戦的な術理のみを付加したものであります。オープントーナメントによってその技術は検証され、修正し、より完成度のたかいものに進化しています。
●講武会館は関東において、日本拳法の普及に偉大な足跡を残された、森良之祐先生の栄誉を永久に称えると共に、感謝いたしております。●

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インフォメーション
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■昇級試験 
平成17/1月/22日(日)P7−7:30です。池袋道場
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   武士道夜話
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<武士道の由来>
強靭な精神力を生んだ武士道の本質を探究して見たい。それは日本人の力・美・道徳の目標としてわれわれの心に大きく花咲いている。戦士の職分を示す為の規範のみならず、日常生活における規範でもある。武士の守るべき道徳的項目の規則である。それは成文法ではなく、口伝あるいは高名な武士の筆によって継承されているにすぎない。何百年にもわたる武士の生き方の産物である。男性的かつ野獣の如き強靭さをもった粗野な人間がサムライの家臣団と序列を形成した。彼らは多大な栄誉や特権、それに伴う義務を持つようになる。人を殺傷する技術の奥にあるもの、それは、禅である。禅とはジャーナの日本語訳である。沈思黙考により言語表現の範囲を超えた領域に到達しようとする人間の探究心である。黙想という仕方で全ての原理を感得する。(続く)
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    日本拳法コラム
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<防具稽古の意味>
日本拳法は従来の拳法が形を主体にしているのに対し、防具を着装して何でもありの方法で戦う武術である。防具を着装する事で形が崩れずに思い切った攻撃が出来、実戦性が増すのである。防具を着装する事がより実戦的なのである。海外の保安部隊で講武会館の日本拳法が採用されているが、防具により、安全に練習出来、重い防具をとれば良く動ける。それが負荷となって体力が向上するのである。防具なしの海外のオープンフルコンタクトの何でもありの試合で常にトップあるいはトップクラスの成績を残している。この事は軍・警察のいわゆる保安部隊の武技に良く合っていると言うことである。実際の戦闘は無数の変化が有り、その全てに応用できる体力・気力・技術を安全に養う事が出来る。しかし、講武会館の防具試合ではノックアウトも出ることから、こうした激しい武道では強靭な体力の養成も欠かすことができない。
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発行責任者: 入野信照
初版発行:平成17年2月12日
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